安全管理の問題は、労働安全衛生規則(安衛則)の数値がそのまま正誤の分かれ目になります。 ここに載せた数値は、すべて2026年4月1日時点の条文で確かめたものです。 「以上」「以下」「未満」まで含めて覚えるのがコツです。

墜落防止と足場

項目 数値・内容 根拠
作業床を設ける高さ 高さ 2m以上の箇所で墜落のおそれがあるとき 安衛則518条
足場の作業床の幅 40cm以上 563条
床材間の隙間 3cm以下 563条
床材と建地との隙間 12cm未満 563条
物体の落下防止の幅木 高さ 10cm以上 563条
本足場の使用 1m以上の箇所では本足場を使用(つり足場の場合などを除く) 561条の2
足場の組立て等作業主任者 つり足場・張出し足場・高さ 5m以上の足場の組立て・解体・変更 施行令6条15号
足場の組立て等の作業の措置 つり足場・張出し足場・高さ 2m以上の足場の組立て・解体・変更で、立入禁止・悪天候時の中止など 564条
悪天候・地震の後の点検 強風・大雨・大雪や中震以上の地震、組立て・一部解体・変更の後に、作業開始前に点検 567条

「足場の作業主任者は5m、組立て作業の措置は2m」と、2つの高さが別の条文にある点がひっかけになります。

鋼管足場(単管足場)

項目 数値 根拠
建地の間隔 けた行方向 1.85m以下、はり間方向 1.5m以下 571条
地上第一の布 2m以下の位置 571条
建地の2本組 建地の最高部から測って 31mを超える部分 571条
建地間の積載荷重 400kgが限度 571条

架設通路

項目 数値 根拠
勾配 30度以下(階段を設けたもの等を除く) 552条
滑止め 勾配が 15度を超えるものに踏桟などを設ける 552条
手すり 高さ 85cm以上 552条
中桟 高さ 35cm以上50cm以下 552条
登り桟橋の踊場 高さ8m以上の登り桟橋には 7m以内ごと 552条

型枠支保工

項目 内容 根拠
組立図 組み立てるときは組立図を作成し、それにより組み立てる 240条
パイプサポートの継ぎ 3本以上継いで用いない 242条
パイプサポートを継ぐ方法 4以上のボルトまたは専用の金具 242条
パイプサポートの水平つなぎ 高さ 3.5mを超えるときは、高さ 2m以内ごとに2方向に設ける 242条
支柱の継手 突合せ継手または差込み継手 242条
コンクリート打設の日の点検 その日の作業を開始する前に型枠支保工を点検 244条
作業主任者 型枠支保工の組立て又は解体の作業 施行令6条14号・安衛則246条

明り掘削

手掘りの掘削面の勾配(安衛則356条・357条)

地山の種類 掘削面の高さ 勾配
岩盤または堅い粘土 5m未満 90度以下
5m以上 75度以下
その他の地山 2m未満 90度以下
2m以上5m未満 75度以下
5m以上 60度以下
砂からなる地山 35度以下、または高さ 5m未満
発破等で崩壊しやすい地山 45度以下、または高さ 2m未満

掘削と土止め支保工のその他の数値

項目 内容 根拠
地山の掘削作業主任者 掘削面の高さが 2m以上 施行令6条9号・安衛則359条
地山の点検 その日の作業開始前、大雨の後中震以上の地震の後 358条
土止め支保工の点検 設けた後 7日を超えない期間ごと、中震以上の地震の後、大雨等の後 373条
土止め支保工作業主任者 切りばり・腹起こしの取付け又は取り外し 施行令6条10号・安衛則374条
保護帽 明り掘削の作業に従事する労働者に着用させる 366条

車両系建設機械

項目 内容 根拠
運転の資格 機体重量 3t以上は技能講習など、3t未満は特別教育 施行令20条12号・安衛則36条9号
作業計画 使用する機械の種類・能力、運行経路、作業の方法を示す 155条
制限速度 最高速度が 10km/h以下のものを除き、あらかじめ定める 156条
運転位置を離れるとき バケット等を地上に下ろし、原動機を止め、走行ブレーキをかける 160条
主たる用途以外の使用 原則禁止(一定の条件を満たす荷のつり上げなどは例外) 164条
定期自主検査 1年以内ごとに1回、および 1月以内ごとに1回 167条・168条
自主検査の記録 3年間保存 169条
作業開始前点検 ブレーキ及びクラッチの機能 170条

覚え方のコツ

  • 足場は「40・3・12・10」(床の幅40cm、隙間3cm、建地との隙間12cm未満、幅木10cm)
  • 手すりは「85・35〜50」(手すり85cm、中桟35〜50cm)
  • 単管足場は「1.85・1.5・2・31・400
  • パイプサポートは「3本継ぎ禁止・ボルト4本・3.5mを超えたら2mごと
  • 手掘りは「堅い地山は5m、その他は2mと5m」で区切り、勾配は「90→75→60」と下がる
  • 点検の周期は「土止めは7日、車両系は1年と1月、記録は3年

数値は、条文の表現どおり「以上・以下・未満」を含めて覚えるのが確実です。 表を一度書き写してから問題演習に進むと、定着が早くなります。